八重巻について明治23年に創業。 |
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八重巻酒店の創業は明治23年。福井市森田地区で酒屋を営んで130年以上になります。 |
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惚れ込んだ蔵元の
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両親の背中を見て育つ小さな頃から、近所の人たちにも「八重巻屋の息子さん」と呼ばれ、自分は将来店を継いで酒屋になるんだろうなと、なんとなくですが感じていました。小学校の卒業文集にも将来の夢は、という質問に「八重巻屋の3代目」と書いてあります。恥ずかしながら店に入った時にわかったのですが、実際は4代目だということでした。何よりも両親が楽しそうに酒屋をしていたので、店を継ぐことに対しては何の抵抗もありませんでした。 |
「旨い」と言ってもらえる幸せ実家が酒屋ということで、お中元やお歳暮の繁忙期には必ず手伝いに帰省していました。帰省の度にバイト先の先輩たちから、日本酒を持って帰ってきてくれよと言われ、毎回何かしらの日本酒を手にして下宿先に戻ったものです。先輩たちの「お前が持って帰ってくる酒はどれも旨いな!」この一言を聞きたくて何を持って帰ろうか自分なりに一生懸命お酒を選んでいたことを覚えています。すすめたものを美味しいと喜んでもらえる…。それが酒屋なんだ、こんないい仕事はないなと大学時代のこの経験が酒屋を継ぐという意識を強くしてくれました。 |
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地酒に対する想いの始まり店に入り間もなく新潟の朝日酒造が主催する「久保田塾」というところに入塾しました。酒屋の後継者育成の塾で、2ヶ月に1回、1年間、新潟に通い続け新潟の酒屋さんたちにもたくさんお会いし、地酒とは一体どういうものなのか?ということを体で感じてきました。この1年間での経験は今の自分に至るとても貴重なものでした。 |
晩酌が日本酒となった訳店に入った頃、私はビールが好きで毎日の晩酌はビールばかりでした。そんな姿みていた嫁さんがある日言いました。「日本酒を飲んでってお客さんにすすめているのに、ビールばっかり飲んでるね」その一言にハッと気付かされ、翌日から晩酌を日本酒に変えたのでした。今では最後に日本酒をひとくちでも口にしないと気が済まなくなってしまいました。 |
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自分の物差し日本酒を唎くときに自分の物差しとなっているお酒があります。それは「久保田 千寿」です。すっきりとキレイなお酒で、いくら飲んでも飲み飽きしません。飲めば飲むほど美味しくなる不思議なお酒です。千寿と比べて甘いとか辛いとか、香りがあるだとか、千寿の味が私の基準となっているのです。 |
丁寧な造りのお酒が好き
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